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2007年6月 3日 (日)

石立鉄男さんの思い出

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石立鉄男さんが6月1日にお亡くなりになられました。(享年64歳)
私は小中学生の頃は、しょっちゅう石立さんをテレビで見かけていました。家族と一緒によくドラマ「赤いシリーズ」を見てましたので。

石立さんが出演したドラマで私が見たものといえば、『おくさまは18歳』(再放送)『パパと呼ばないで』(再放送)『噂の刑事トミーとマツ』『秘密のデカちゃん』『スチュワーデス物語』『少女に何が起ったか』などです。大映テレビ制作のドラマによく出てたんですね。
コミカルな役もシリアスな役もたいへんうまくこなす魅力的な役者さんだったという印象があります。

ドラマの中で私が一番お気に入りの石立鉄男さんの役といえば、何といっても『赤い激流』(1977年)の大沢実です。大沢実は大沢武(宇津井健 )の弟で、世界的な指揮者で、頻繁に海外を演奏旅行で回っているという役でした。たまにしか登場しないのですが、颯爽と登場した時には、いつもみんなのために人肌脱いで活躍するといった感じでした。武と実の兄弟関係はとても素敵だなと子供心に思ったものでした。

『赤い激流』のストーリーは↓
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0524.html

instant_writer さんの「20世紀映像Blog」でとても詳しく紹介されています。
http://instant-writer.cocolog-nifty.com/20c_movie/2006/10/post_5ab4.html

☆お気に入りのシーン&セリフ☆

第24話「パリからの美しい殺人者?」
武「なあ、実。お前には言わなかったが、明日からこの家は人の手に渡る。俺たちはアパートに引っ越すよ。」
実「知ってる。サガラという不動産屋に会って全て聞いたよ。」
武「サガラさんに?」
実「ああ、俺は今日奴に会ってこの家を買い取ってきた。」
武「買い取った?お前が金を出して買い取ったのか?」
実「そうさ、サガラの奴この家にケチがついたと思って売り急いでいた。だから足元を見て値切れるだけ値切ってやったよ。ハハハ・・・」
武「実、俺に黙って勝手なを真似をするな!お前が世界一流の指揮者でも2千万円は大金だ。そんなお金どうやってつくった。自分のマンションを売ったのか?」
実「男一人どうにでもなるさ。俺の心配なんかするな。」
武「バカを言え、そんなこと俺が許すとでも思ってるのか。弟のお前にそこまで甘えられるか。お前に金を出させてこの家を守りたいとは思わん。何十年も一緒にいながらまだ俺の性分がわからんのか!」
実「いやわかってるつもりだ。」
武「いや全然わかってないよ。俺はどうせくだらんつまらない人間だ。しかしな人の行為に甘えてまで生きたいとは思わない。俺はそんな意気地なしじゃない。落ちぶれちゃいないよ。」
実「ハハハ・・・兄貴何か勘違いしてるんじゃないのか。俺は兄貴のためにこの家を買ったわけじゃない。俺が住むために手に入れたんだ。」
武「何!」
実「俺は前からこの家が気にいっていた。マンション暮らしもあきあきしたし、ここで暮らそうと思ったんだ。兄貴にやるために買ったわけじゃないよ。」
武「うん、いやそれなら別に。お前が何をしようと勝手だからな。」
実「とにかく今日からここは俺の家だ。しかし、俺は年中海外を演奏旅行してこの家を留守にする。その間誰もいないととても無用心だ。家も荒れる。兄貴、ここで留守番をしてくれないかな?」
武「実、お前ってやつは...」
実「弓子さんと二人で大事にこの家を守ってほしいんだよ。」
武「わかった、もう何も言わん。留守番を引き受ける。」
実「よし、これで決まった。敏夫(水谷豊)、ピアノは俺のもんじゃない、兄貴のもんだ。ここに置いとくから好きなだけ弾いていいぞ!」
敏夫「ねえ、おじさん。俺そのうち世界一流のピアニストになって、凄い屋敷を建ててそいつをおじさんにプレゼントするからさ。期待してていいよ!」
実「脱走中の死刑囚のくせにたいした自信だな。それでいいんだ、それでこそ芸術家だ!」

第25話「パリの恋人は告白する!」
実「どうしたんだみんな、情けない顔して。調査に失敗したのか?」
武「どうしたらいいかわからんよ...」
実「心配するな。俺がその証拠を調べてきた。」
敏夫「本当だね!」
実「ああ、木元光子(岸惠子)は本当に日本に来ていた。フランスの大使館に聞いてわかったんだ。」
信一(中島久之)「どういうことなんです?」
実「信一や兄貴が一生懸命調べてもわからんはずだ。彼女はフランス政府がチャーターした特別機で8月18日にフランス政府高官達とこっそり日本に来てたんだ。」
武「おい、本当か?」
実「大使館のレセプションでバイオリンを弾いて、2日後にフランスに帰った。つまり8月19日、田代清司が殺された日には木元光子は日本にいたんだ。俺の音楽仲間が彼女のバイオリンを聴いたんだ。間違いない。」
武「実、よくそこまで調べてくれたな。」
実「ああ、音楽仲間ってのもたまには役に立つもんだ。」
敏夫「おじさん、ありがとう。ハハハ・・・実おじさん一生恩に着るよ!」

ドラマ『赤い激流』のことはいつか書こうと思っていましたが、石立鉄男さんを追悼しながら書くことになるとはまさか思ってもみませんでした... ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

「赤い激流」は赤いシリーズの中でも1番好きです。
再放送をまた見たいなと思います。
印象に残っているのは「Rの女」です^^;
石立鉄男さんは存在感があってとても上手な役者さんだったと思います。ドラマで最後に見たのは
「HOTEL」だったかな…声も個性的でしたよね。

投稿: はるたん | 2007年6月 4日 (月) 23時11分

 ご存知の通り、「赤い激流」は僕の好きなドラマベスト3に入る番組です。
 他の上位のドラマは再放送で何度か見たりしていることもあって、「赤い激流」こそ、今最も見てみたいドラマと言えるかも知れません。
 「赤い激流」を思い浮かべる時、緒形拳が火事に遭うシーンと、岸恵子演じる「Rの女」の存在が甦ります。「Rの女」という響きが、不気味な雰囲気を漂わせていました。
 でもやはり、宇津井健が水谷豊をかばうシーンに1番感動していました。
 この番組の影響で、クラシックのCDも買ってしまいました。
 それにしても、小学生時代にハマっていたとは思えないほど、最後まで予断を許さない展開のドラマでした。
 

投稿: たじまる | 2007年6月 4日 (月) 23時16分

確かに「Rの女」はその響きも姿もとても不気味でしたね。(^_^;) 田代清司の殺され方や、田代敏夫が脱走中の死刑囚というのは、当時小学生だった私達が見るには、あまりにも衝撃的なストーリーでした。大映ドラマということもあり、俳優もみんな迫真の演技でしたよね。当時「Rの女」の正体、真犯人の正体は最後まで分かりませんでした。途中で犯人が分かったという大人の方ってどのくらいいたんでしょうかね?

私もショパンの『英雄ポロネーズ』が強烈に記憶に残り、後年CDを購入した一人です。

投稿: ☆ツカサ | 2007年6月 5日 (火) 22時33分

CS TBS チャンネルで再放送中です

投稿: | 2011年9月 4日 (日) 13時17分

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